2月の料理教室覚え書き

3月も半ばとなっていよいよ春めく季節です。夫の実家、私の実家と飛び歩いている内にあっという間に時間が経って、あんなに盛りだくさんに充実していた2月ももう記憶の彼方になりそうです

2月はスイス行きもあり、伊勢丹でのスイスについての講座もあってスイスで頭が一杯になった所でお教室もスイスのお料理をご紹介。スイスで購入して来たグリュイエールチーズ、エメンタールチーズをたっぷり贅沢に使ったチーズフォンデュを中心に前菜にはスイスの春の味覚、ベアラウフのスープを日本では行者にんにくを使って再現。サイドディッシュに根菜類のピクルス、マッシュルームのワイン蒸しとナッツやドライフルーツたっぷり加えた葉っぱのサラダ、デザートにはスイスと言えばのリッチなチョコレートケーキをお出ししました。ミモザの花をたっぷりとアレンジしたテーブルでフォンデュを囲みながらスイス談義に花が咲きました。

チューリヒでの料理教室

前任地のスイスには素敵な思い出がたくさんあって、再び訪ねる事は懸案でした。2月に伊勢丹でスイスの冬のおもてなし、についての講座を開く事になったのを機に、そうだスイスに今行こう!と急に思い立ちました。折角スイスに行くのだから、とチューリヒ在住のお友達に相談した所お料理教室をオーガナイズしていただけることになり、あれよあれよという間に3クラスが集まったと聞いてワクワクの旅立ちとなりました。何をお見せするかリクエストを伺った所思いがけずアラブ料理がご希望との事で、それならスイスで全ての材料が揃いますしとても気持ちが楽になりワクワクしながらのスイス行き。

スイス到着後数日はスイス在勤時に知己を得た友人達と出来る限りお会いするためチューリヒ、ベルン、ジュネーブ間を飛び回り旧交を温め最後の2日間がお料理教室という強行軍。その上伊勢丹の講座の為の取材と買い出しと大わらわのスイス滞在となってしまいましたが最後の最後まで目一杯、楽しんで。何よりお料理教室では皆さまにアラブ料理に対して新鮮な思いをお届けできたようですのでホッとして、充実感に満ち満ちた旅となりました。今回のスイス行きについて背中を押して下さり、きめ細やかにサポート下さったルイーズさん、素敵なキッチンを開放して下さりお買い物から準備に至るまでお手伝い下さってさらには素晴らしいテクニックで身体のケアまでしていただいた真由美さん、そして料理教室に参加下さった皆さま、3年半のスイス滞在に得た友情に深く感謝した今回のスイスへの旅でした。

 

 

 

10月の料理教室覚え書き

10月の料理教室も無事終わりました。前半には息子の結納という大仕事があり嬉しいやら忙しいやらの日々でしたが料理教室は粛々と、楽しい時を過ごすことができました。いらして下さいました方々、どうもありがとうございました。

今月はトルコ料理のご紹介。アラブから地中海にかけての歴史の流れが凝縮したような食文化を持つトルコの料理はバラエティに富み、さすが世界三大料理の一つと称されるだけのものがあります。野菜がたっぷり、スパイスを多く使いながらも刺激的ではなく全体的に優しい味わいのものが多く日本人の口にもよく合うお料理の数々。

今回は誰もが大好きなロールキャベツを中心の献立にしました。焼き茄子をニンニクとオリーブオイル、レモンで調味したサラダ、キュウリと爽やかな水切りヨーグルトのサラダなどタップリのお野菜料理にトルコといえば思い出される肉の串焼き、ケバブを豪華にラインアップ。デザートは季節の果物、梨とイチジク、ザクロの実を蜂蜜とレモンでマリネしたマセドニア。教室では歴史にも思い馳せ古のトルコ帝国を思いつつ彼の地の味を再現してみました。

9月の料理教室覚え書き

10月も早終わり、出遅れてしまったのですが忘れない内に9月の料理教室の覚え書きです。酷く暑かった今年の夏はいつまでも続いてしまうのでは、と思ってしまいましたが台風、地震と災害が立て続けに起こる内にいつの間にか一足飛びに季節が進んでしまいました。そんな合間に9月のお料理教室は無事に全て終えることができました。

9月の教室は中華料理。あちらこちら転勤する間に覚え、何度も作る内に自分のレシピになったものばかりです。これさえお出ししておけば、という安心のレシピばかりをご紹介しました。季節の変わり目に身体に優しく栄養のあるものを召し上がっていただきたいという気持ちも込めてのお献立。

先ずは濃い鶏のダシを生かした生キクラゲと卵のスープ。優しい味に心が和みます。次にあっという間に作れる大根餅。大根と桜海老をたっぷり使い卵焼き用フライパンを使い簡単に四角く焼き上げます。周りはカリッと、中はモチモチで大根の甘みが活きました。次の品はお刺身サラダ。もうかれこれ40年も作り続けているレシピ。レタスやキュウリなどパリッとした食感の野菜にハマチやブリなどの刺身をのせてパリパリの揚げワンタン、ローストしたナッツなどをトッピングしてからドレッシングで和えていただきます。必ずあっという間になくなる爽やかな一品です。メインはプルーンをタップリ使ったバルサミコ酢風味の酢豚。プルーンのフルーティな風味が豚肉とよく合います。デザートには季節の梨を梨のリキュール効かせたゼリーに閉じ込めてさっぱりと。全ておもてなしにも使えながら普段の食卓にも気軽に使えるレシピだったと思います。

8月の料理教室覚え書き マグレブ料理

8月はサマーキャンプでの料理クラスで始まりその後はひたすら暑さとの戦いでした。本当に経験したことのない暑さに諸々生産力が削がれましたがそれでもそれでも今月も楽しんでいただける料理教室にするために頑張って中々素敵な北アフリカ料理のメニューが出来上がりました。

今月は北アフリカのMaghrebと呼ばれるモロッコ、アルジェリア、チュニジア辺りのお料理をご紹介。以前から大好きだったチュニジアのブリック、という揚げ物はツナとジャガイモを炒めてクミンやハーブを加えて香り高く仕上げたフィリングに生卵を割り込みブリックペイストリーという薄い薄い春巻きの皮のようなもので包んでカラッと揚げたもの。ナイフを入れるとトロッと半熟卵が流れ出てなんとも言えぬ美味しさです。唐辛子にレモンやオリーブ油、ニンニク、様々なスパイスを加えてペースト状にしたHarissaという薬味を添えて大好評の一品になりました。我が家自慢のフムスも添えてそれだけでも栄養たっぷり。サラダはトマトとキュウリにレモンとクミンを効かせたモロッコ風のもの。こちらも爽やかで夏にピッタリでした。メインはスイスで出会ったアルジェリア人の友人の美味しいレシピをご紹介。クスクスに添えるシチューはチキンとタップリの野菜のシンプルなものですが生姜とシナモンを効かせるというお友達のアドバイスで試行錯誤して美味しく仕上げました。大振りに切った野菜に優しくスパイスが染み込んで夏バテで弱った胃腸にも優しく元気の出る一皿です。そしてデザートはバクラヴァ。アラブ地域、トルコ、ギリシャ始め地中海地域ではおなじみのバクラヴァ、日本人にはちょっとベタベタで頭が痛くなるほど甘くて、と不評なことが多いのですが今回のものはカダイフ、という鳥の巣のようなペイストリーを使ってアーモンドとオリーブオイルで軽く軽く焼き上げ、仕上げには最近ハマっているハンガリー、トカイ地方のとても美味しい蜂蜜とレモンを混ぜたシロップをたっぷりかけて落ち着かせます。軽い食感に芳しい蜂蜜とレモンの軽い酸味でいくらでもいただけるようなデザート。水切りしたヨーグルトを添えてアラビアっぽく、旬のパッションフルーツやイチジクを添えてお出ししました。

今回使った蜂蜜、先日ぐるなびのippinのサイトでもご紹介しています。昨年ハンガリーを訪ねた際に出会った美味しい逸品。今回のようにお菓子の仕上げに、またヨーグルトや果物などに添えると最高です。

食材の組み合わせを考える事も楽しいクラスの献立作り。9月も夏の疲れを残さない元気の出るラインアップを考えたいと思います。

7月の料理教室覚え書き

厳しい猛暑の続く今年の夏、それでも台風がいくつも通り過ぎて8月も半ばを過ぎるとふとした風に秋めいたものが感じられたりして季節の移ろいが確かに感じられるようです。

もう随分前のことになってしまいました。7月の料理教室は和食、この猛暑を乗り切る知恵を沢山盛り込んで、爽やかに、けれど夏バテしないための栄養がたっぷりの五品をご紹介しました。

先ずは旬の甘いとうもろこし、インゲン、こんにゃくや干し椎茸の旨煮などをローストしたアーモンドベースの白和えの衣で和えたもの。トウモロコシと香ばしいアーモンドの風味が良く合って病みつきの一品。次に多めの油で焼いたナスを油を切って煮浸しにした上に大根おろしや青しそ、ミョウガ、生姜といった薬味をたっぷりのせたもの。蕎麦つゆをかけていただきます。主菜は豚肩ロースの塊を梅干し入りのお出汁で柔らかく炊いたもの。ズッキーニも共に煮て添えたのが好評でした。ご飯は夏みかん入りの鰻のちらし寿司、夏みかんと鰻の組み合わせにビックリされましたがこってりした鰻が夏みかんの酸味でさっぱりとしてとても美味しい大好きな組み合わせです。これらのお料理の味のベースに使うのは自家製の出汁の効いた便利な万能つゆ。こちらも大変便利で特に夏には冷たい麺料理や簡単調理に欠かせないので常備をおススメしました。食後の締め括りはスイカと牛乳かん。ココナッツオイルで風味づけし青じそを振りかけてエスニックとも和風ともつかない組み合わせですが何とも夏らしくさっぱりした甘みのデザートが出来上がりました。

7月末から一週間サマーキャンプで子供達にお料理を教えて来ました。今年で三回目。立ち仕事で結構な体力が要りますが何とか乗り切ることが出来て、これはやっぱりきちんと食べているから、とつくづくと思いました。少し一段落したとはいえ厳しい暑さはまだまだ続きます。今月も休まずにお教室を頑張るためにしっかり食べて体調管理を続けたいと思います。

6月の料理教室の覚え書き

梅雨がいつまで続くかと身構えて過ごしていましたらあっという間に明けての猛暑。身体もビックリ体調を崩す方も多い季節ですからそんな時にピッタリなスパイスたっぷりのスリランカ料理は正にタイムリーでした。

この季節、身体が芯からスッキリするようなカレーをはじめとするスリランカの料理はさすがアーユルヴェーダの国のもの。デトックス効果も高く代謝も上げてくれるスパイス使い、タンパク質やビタミン、ミネラル類もバランスよく取れる、夏にはオススメのメニューです。家で働いてくれていたスリランカ人コックさん直伝のお料理の数々、中には私風にかなり変えてしまったものもありますが日本人の口には合って辛すぎず食べやすい物ばかりで大好評でした。

今回ご紹介したのは コリアンダーとミント、クミンの風味のサラダ、ゆで卵を芯にしたツナとジャガイモのコロッケ、レンズ豆のカレー(パリップ) 鯖のカレー、ココナッツのふりかけ(ボルサンボル)、ココナッツミルクと黒糖のプリン(ワタラッパン)の6種。テーブルはインド製の綿のクロスとリネン類にピューターの器などを合わせてエキゾチックでも爽やかな食卓にしてみました。

5月の料理教室覚え書き

緑濃くなる美しい季節にお届けしたのはケイジャン料理。アメリカ南部ルイジアナ州辺りの料理をアレンジしてみました。

ケイジャン料理とはフランスやスペインの影響にアフリカやカリブのテイストが加わって洗練され、発達して来た料理。前からずっと大好きでガンボやジャンバラヤなどを作って来たのですが長年作るうちに重いところを取り去ってさっぱりお野菜も沢山取れるような私風のレシピが出来上がりました。ストック代わりに昆布だしを使ったチキンガンボスープ、真っ赤な色が美しい海老とチョリソー入りのジャンバラヤ、色とりどりのコールスローを添えて。デザートは南部っぽいコブラーですが今旬の美味しい真っ赤な無農薬ルバーブが手に入りましたのでそれを使ってお洒落なコブラーになりました。スパイシーなケイジャンスパイスミックスは中東やインドの物とはまた違ってヨーロッパの香り、その香りをたっぷり纏ったお料理の数々でした。

テーブルはブルーベースのテーブルクロスにイギリスのロイヤルウェディングに因んでロイヤルブルーのリネンを合わせてテーブル花はグリーンベースでまとめたワイルドフラワー中心の組み合わせにしました。爽やかな5月にふさわしいテーブルを心がけたつもりです。

いよいよ梅雨入りも間近、季節の変わり目に体調も崩れがちですがビタミンカラーのスパイシーなお料理で是非元気をつけていただきたいと思います。

 

3月のお料理教室覚え書き

3月も残り少なくなりました。東京の桜は早満開を過ぎ。こんなに早い満開の桜は覚えがなく、今年の季節の歩みはいつもに増して早足で、気付けばもう夏、という事になるかもしれません。3月もお料理教室は無事に全て終了しました。今月はイタリア料理、昨年訪ねたトスカーナで得たレシピや昔からの我が家の定番を組み合わせた使い勝手の良いメニューで皆さまのお家でも定番になりますようにと心を込めてお届けしました。真っ赤なビーツと甘く柔らかな新玉ねぎのサラダ、焼きたてホームメイドフォッカチャ、ルッコラとクルミで作ったペーストで和えたショートパスタ、大きなマッシュルームにアンチョビやハーブを詰めて焼いたもの、レモンとローズマリー、ニンニク、オリーブオイルなどでマリネした豚ロース肉のグリル、そしてトスカーナ風のティラミスの全6品を作りました。春らしいミモザの黄色と水色のテーブルコーディネートでイースター近付くこの季節を味わっていただけたかと思います。

お教室を終えて今は夫の実家のある北海道の旭川に来ています。東京よりはずっと寒いものの旭川もいつもよりは春の訪れが早そうです。こちらでの滞在が少し長くなりそうで4月の料理教室の目処が立っていませんが出来るだけ早くご案内を出しますので改めてチェックしていただけましたら幸いです。

2月のお料理教室覚書き

2月のお料理教室はメキシコ料理をお届けしました。ピリッと辛く爽やかなメキシコのお料理が大好きです。何故かどこの任地でもメキシコの方と親しくなって美味しい家庭料理を紹介していただく事も多く懐かしい思い出も沢山。今回は長年欲しかったトルティーヤを作る道具を購入した事もありトルティーヤ作りからご紹介。我が家の定番、皆様から評判の良いサルサとワカモレ、マグロとアボカドのセビーチェ、トルティーヤで鶏肉を包みソースとチーズを掛けて焼いたエンチラーダ、デザートにはアロスコンレチェ、シナモン香るクリーミーなライスプディングにしました。皆んなでトルティーヤ作りながら和気藹々のお教室が楽しくて寒い時期にもホッコリな時間になったと思います。