今年最後のお料理教室が終わりました

本当に飛ぶように日が過ぎて、いよいよ今年も後残り少なくなりました。11月のお料理教室が12月にずれ込み年末の忙しさもあるので今年のクリスマスのクラスは少し減らすことになりましたが、それでもいらして下さった皆様に喜んでいただけるように最善を尽くしました。テーブルコーディネイトも最後まで思い悩みようやく固まってホッ!何故かこのところ何でもがギリギリになってしまう。今年一年振り返って大反省です。

メニューはちょっと無国籍ながらクリスマスにはお馴染みのローストチキンを中心に見て美しく食べて美味しい、をテーマに作ったお献立。前菜は白身魚のカルパッチョビーツ添え。ビーツの酢漬けをハート型に抜いて並べたところに薄く切った白身魚のお刺身を並べリンゴや玉ねぎを細かく切ってレモンと和えたドレッシングをかけたもの。リース風のデザインです。エバーグリーンスープはケールと小松菜、ジャガイモなどを昆布だしをストックに使って煮てから漉し豆乳で仕上げたもの。青臭さもなく昆布だしを使ったと思えぬ深みのあるお味に仕上がりました。定番のトマトマリネでお口直しをしていよいよメインのローストチキン、お腹の中には今話題の蕎麦の実、クランベリー、クルミをたっぷりと詰め、付け合わせには赤キャベツをベリージュースで甘酸っぱく煮たリュートコール。見た目も美しくて大成功でした。デザートはガトーショコラをクリスマスバージョンで可愛く仕上げて見ました。

今回のテーブルフラワーもちょっと素敵に仕上がったのですが緑とシックなピンクがおしゃれなラナンキュラスに西洋南天と緑のベリー、アイビーを合わせてグリーンのテーブルにとても合うわ〜と自画自賛。テーブル全体を楽しんでいただけたらなあ、と心を込めたつもりです。

今年も沢山のテーブルを作ってまいりましたがやっぱりクリスマスは特にワクワクいたしますね。最後のクラスが終わりマラソンを完走したような気分でいますが少し息をつき本当のクリスマスに向けて、また年末に向けて頑張らないと!今年一年いらして下さいました皆様、応援し、励まして下さいました皆様、本当に有難うございました。良い年の瀬、ホリデーシーズンをお過ごし下さいませ!

11月のお料理教室を振り返る

思わぬ事態で旭川行きとなりお休みとなった10月を経て11月半ばに東京に戻ってからは怒涛のような日々となりました。10月に予定していたスイス料理のクラスを11月に。スイスから親切な友人が運んで下さった大量の貴重なラクレットチーズを皆さんに味わっていただきたくて懐かしいスイスのお料理を組み合わせてみました。

ベルンのお友達にお習いしたケールのサラダはリンゴやクルミ、レーズンを合わせてちょっと甘いドレッシングで仕上げ。チューリヒ風ゲシュニッツエルとジャガイモをカリッと焼いたレシュティの組み合わせは懐かし過ぎるスイスの味。仔牛肉ではなく牛肉の薄切りを使いますが色々なキノコも加えて簡単なのに美味しい一皿です。そしてラクレット!スイスから持ち帰ったラクレットを加熱する器具を使って雰囲気満点になりました。デザートには人参ケーキ、リューブリトルテを。バターや油脂を全く使わずアーモンドの粉と人参でしっとり軽い食感にカルダモンとシナモンの風味がふんわり香り大好評でした。

秋爛漫な季節をテーブルに載せテーブルコーディネイトをそれらしく、お花も決まって嬉しい11月のお料理教室でした。