10月の料理教室覚え書き

もう11月も半ば、11月のお料理教室も始まってしまっているのに先月の覚え書き出していないことに気づきました。日々飛ぶように過ぎて行きますが今年は冬の訪れがどうも遅いようでその分時の流れがおかしくなっている気もしています。忘れないように10月のお料理教室の覚え書きです。

10月のテーマは久々のイラン料理でした。イランでは我が家にいてくれたお手伝いの女性が料理上手で、色々なレシピを覚えることができて本当に幸運でした。イランのスパイスや香草たっぷりの料理を作っているとテヘラン時代にすっかり戻ったような気持ちになりつい教室での話も盛り上がります。

スタートのサラダはキュウリとクルミをミント、ディルなどをたっぷり加えたヨーグルトで和えたサラダ、マースト ヒヤール。香草をそれこそ山のようにたっぷり加えた緑色のオムレツ、クク サブジ。イランで最も作られている基本のご飯の1つゼレシキ ポロは白いご飯と黄色いサフランライス二色のフワフワご飯にゼレシキという甘酸っぱいベリーを振りかけ、カリカリのジャガイモのおこげを添えた目にも美しいご飯料理。主菜のシチューはシナモンとターメリックを効かせたトマトベースの肉と茄子の煮込み、ホレシュテ バーデンジャン。茄子を素揚げしてとろりとした食感がたまりません。デザートは黄色いういろうのような食感のお菓子マスガティ。サフランとローズウォーターの風味が何ともイランらしくエキゾティックなお菓子です。

どれもたっぷりの野菜が使われて滋味豊かなペルシャ料理の奥深さを垣間見るようなお料理ばかり。これからもイランの家庭料理の美味しさは折々にお伝えしたいと思っています。