六月の料理教室覚え書き

梅雨らしいどんよりとしたお天気のまま七月に突入。日本のあちらこちらで水害や災害が続いています。暑さも辛いとわかっていながら青い夏空が待たれてなりません。

今月のお料理教室はハワイ料理。四月に息子の結婚式のため訪れたハワイではどこまだも高い青い空、蒼い海、美しいビーチ、そして美味しいお食事と忘れ得ぬ時間を過ごしてまいりました。今回はこんな季節を吹き飛ばす爽やかなハワイの食卓を再現。家の中もすっかりハワイアンで皆様をお迎えしました。

今月のメニューは、

此の所よく見かけるようになった沖縄のピーチパインを使ってパイナップルとオレンジやブルーベリーなどを使ったフルーツサラダ。ハワイといえばのマグロのポキ二品。そしてハワイでカジュアルに食べられているガーリックシュリンプ、の4品にデザートはハワイで参加したお料理教室で教えていただいたココナッツ餅。合わせて5品をご紹介しました。

フルーツサラダはミントを効かせたドレッシングで盛り付けはピーチパインをあしらってまさにインスタ映えする一品。マグロのポキはもともとハワイで食されていた生のマグロに海の塩と海藻で味付けしたシンプルな料理が日系の移民の方たちの影響で醤油やごま油と言ったちょっと和風な味が加わりご飯が進む味に変化したそうです。今回はシンプルな醤油とごま油の風味を効かせた和風な味付けのものとマヨネーズやトビコをアクセントに唐辛子をピリッと効かせたスパイシーなバージョンの2品。ガーリックシュリンプはワイキキで期待して食べたシュリンプが若干期待外れだったのでこれは、と思う調理を工夫。手をベトベトにしながらカジュアルにいただく食べ飽きないお味に仕上がりました。最後のココナッツ餅はハワイの料理教室で一番感激したお菓子。ココナッツとバターたっぷりの洋風な焼き菓子のようでありながらモチモチした和風のお餅のような食感が何とも言えずとても美味しいデザートになりました。総じて餅粉や醤油、ごま油など和風の食材を使っているお料理が多く日系人の影響が垣間見える興味深いハワイ料理でした。

6月はとても忙しい1ヶ月となりましたのでここで少しペースダウン、7月のレギュラーの教室はお休みとさせていただき次回は8月後半にまたお目にかかりたいと思います。

皆さま、良い夏をお過ごし下さい。