花冷えの日が続き思いがけないほど長く楽しめた桜の時期も峠を越えて、あっという間に初夏に移ろう予感を強く感じるような1日でした。3月も旭川、宝塚と実家の行き来から始まり盛りだくさんなレッスンも何とか無事に終える事が出来ました。
今月のテーマは飲茶。美味しい点心が食べたくなって、懐かしい初めての任地キャンベラでお習いしていた中華のレシピを復活させてみました。
献立は、 旬のワカメと筍を具とした鶏のスープ、中華街で食べるような甘くてスパイシーな叉焼、チャーシューをネギと甘味噌と一緒に挟んでいただく花巻、
叉焼や椎茸、筍がたっぷりの肉まん。肉まんも花巻も手作りのモチモチな皮が大好評でした。次にぷりぷりの海老たっぷり、玉ねぎの甘みが効いたシュウマイ。さっと蒸してからオイスターソースをかけたところに煙が出るまで熱したごま油をジュッとかけた菜の花。五感に響く飲茶ならではのプレゼンテーションを心がけた献立てにしたつもりです。最後にはあっという間にできるフレッシュマンゴーのプリンで懐かしい味満載の食卓になりました。
テーブルには桜を始め春のお花をたっぷりと活けて桜色の有田のお皿をコーディネート。丁度桜の季節になりましたから皆様に春の訪れを存分に楽しんで頂けたのではないかと思います。