長いゴールデンウィークも終わった頃五月の料理教室が始まりました。
五月はご要望の多かったアラブ料理再び。以前からバージョンアップしたファラフェルを中心にクゥエートなどで食べられているレモンの香り豊かな野菜いっぱいのスープ、サルーナ。ブルグルの代わりに蕎麦の実を用いたタブーリサラダ、デザートはドライフィグ。
ファラフェルは5種類ものハーブたっぷりのグリーンのファラフェルと中身のピンクが美しいビーツのファラフェルの2種類。練りゴマとヨーグルトベースににんにくとレモンを効かせたタヒニソースを添えていただきます。サルーナは玉ねぎ、トマトなどの野菜と骨つきチキンを煮込む際に本来はドライレモンをチ使うところレモン塩とたっぷりのコリアンダーと共にコトコト煮込んだスープです。パセリとトマトたっぷりのサラダ、タブーリは通常ブルグルというひき割り小麦を使う代わりにヘルシーに蕎麦の実を使ってみました。デザートは濃く出したアールグレイの紅茶に一晩漬けたドライフィグにレモン皮とレモン汁をたっぷり混ぜてから水切りしたヨーグルトを合わせ、トロミある濃いバルサミコ酢をトロリとかけた洒落たお味のデザートでした。イチジクは小粒のイラン産の物を使います。
アラブ料理と言っても国によってかなり違うのですが良いとこ取りをしてしまうのが家庭料理の良いところ。油も軽く、あっさりした爽やかな味付けにすると日本でも抵抗のなくなる方が多いようです。ビタミン、タンパク質など栄養たっぷりのファラフェル始め、それをいただくだけで身体がすっきりするような野菜中心の料理の数々、季節の変わり目にこそ食べて欲しい元気の出るメニューをご紹介しました。