一月の料理教室覚え書き

寒中お見舞い申し上げます。

新しい年の始まりに身の引き締まる思いを感じながら今年初めのお料理教室をお届けしました。恒例となった新春の和食のお献立、おもてなしにも普段の食卓にも使える定番の品を中心の組み合わせです。

美味しいキンカンが出回る季節に熊本産の特別なキンカン、高知産のフルーツトマトを使ったさっぱりマリネ。ミントの香りが爽やかです。

我が家定番の牡蠣の醤油煮。強火でふっくらと滋味豊かに仕上げます。今回は昆布だしを加えた改良版をご紹介。これはいつも大好評。

タタキ風ローストビーフはニンニクの風味を効かせてフライパンを使ってとても簡単に出来ます。焼き汁で作るタレが絶品で作り置きもできお客様の時は大変重宝。

タタキに添えるクレソンの芥子和えはピリッとした辛味のあるクレソンをさっと茹でて芥子醤油で和えます。クレソンたっぷり、鼻にツンと来る爽やかな辛味はローステビーフにピッタリです。

お椀にはこの季節に嬉しい粕汁を。豚バラ肉を細く切ったものをだしで煮てコクを出し野菜たっぷりの粕汁。酒粕は控えめにサラッとしたお味を楽しみます。柚子の風味を忘れずに。

食後には柚子風味のワラビ餅、柚子を丸ごと使ったジャムを添えて金箔をあしらい、春を感じさせる爽やかな一品でした。